イギリス王室の御用達制度の仕組み
イギリス王室の御用達の制度は、現在でも続いている制度で、日本の御用達の制度とは歴史の長さに違いがあります。
イギリス王室の御用達の制度は、ロイヤルワラントと呼ばれており、認可制です。
イギリス王室に長い間に渡って品物を納入した実績がある業者や個人だけに発行される正式な認定証があります。
イギリス王室の御用達の歴史は、12世紀まで遡り、最初のロイヤルワラントは、当時の王室で1155年に認可をしたものなのだそうです。
認可をされた品物には、ロイヤルアームスと呼ばれるイギリス王室の紋章と、御用達を意味するバイ・アポイントという文字を付けることが公的に認められることとなります。
現在、イギリス王室の御用達を認定することができる権限があるのは、女王とその夫の公爵、皇太子の3名です。
イギリス王室の御用達という認可は、3名それぞれから別々に受けることができますので、複数の認可を受けて、紋章を飾ることが可能です。
故皇太后もイギリス王室の御用達を認定できる権限を持っていましたので、ご存命の間は最大で4つの紋章を飾ることができたのですが、2002年のご逝去により、紋章は順次取り外しがされており、紋章があったところには、その下に「故皇太后御用達」という文字が刻まれる形に変わっています。
認可されたロイヤルワラントには、有効期限があり、5年経つと更新されるようになっています。
ロイヤルワラントの認可を得るとき、更新を受けるときには、日本と同様、厳しい審査があります。
現在は、紳士服、婦人服、子供服、アクセサリーや香水、食器など日常の品物や、生花店や魚店、レストラン、コンピューター会社など、800ほどの企業がイギリス王室の御用達と認定されています。
イギリス王室の御用達ではあるものの、イギリスの企業だけではなく、古美術を扱っている日本の企業もロイヤルワラントをもらっていたことがあります。
イギリス王室の御用達と認定するための基準については、品質が高いものを選び、こだわりが持たれています。
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